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バラード (アルバム) : ウィキペディア日本語版 | バラード (アルバム)
バラード(Ballads)は、ジョン・コルトレーンがインパルス!レコードから1962年に発表したアルバム。タイトル通り、全曲バラード(バラッド)の作品である。 == 解説 == ジョン・コルトレーンの演奏は、主に激しい一面が評価されてきた。音楽評論家のアイラ・ギトラーは、切れ目なく続くサックスの音を「シーツ・オブ・サウンド」と形容し、1950年代末期にコルトレーンがモード・ジャズの領域に進むと、更に激しさは増していった。しかしコルトレーンは、デビュー当時からバラードも好んで演奏し、それが結実したのが本作である。コルトレーンの作品としては異色作だが、情感のこもった優しい演奏で、今もジャズを聴き始めたばかりのリスナーに薦められることが多い。 本作に関してしばしば伝えられるエピソードは、「サックスのマウスピースの調子が悪く、速いフレーズを弾けなかったため、苦肉の策としてバラード・アルバムを作った」というものである。ただし、真偽のほどは不明。実際のところは、プロデューサーのボブ・シールが、よりファン層を広げるために着想したようである〔伝記本『コルトレーンの生涯』(J・C・トーマス著、武市好古訳、学習研究社より日本語版刊行)に準拠〕。 「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」は、元々はミュージカル映画『凸凹空中の巻』の挿入歌で、コルトレーン以前にもソニー・ロリンズが『サキソフォン・コロッサス』で、ビリー・ホリデイが『レディ・イン・サテン』で取り上げている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バラード (アルバム)」の詳細全文を読む
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